小泉首相様
私は一障害者です。歩行はできますが、上肢の自由が利かず、切符を買うことが困難です。妻は健常者で、比較的障害者では恵まれています。しかし、生活補助器具や障害基礎年やヘルパー制度なくしては家族の経済的負担や心労は計り知れないものがあります。さて、来年度より実施される福祉行政のありかたについて、非常に落胆を禁じ得ません。障害者、老人への福祉政策の見直しです。支援金の減額や介護人を利用する際の上限時間を短くするなど。上限時間は月120時間に短縮されます。これで24時間介護を必要とする人には生死にかかわります。その上支援金の減額、自己負担金の増額。もうこうなると我々の生活が成り立たなくなります。インフラすら満足ではないのに、こういったことが行われようとしています。ただでさえ我々は精神的にも生きづらいのに、傷に塩を塗りたくるようで、人道的な政策とは思えません。老人への尊敬、かつて日本を支えてきた方々への尊敬のかけらも見られません。ひどい仕打ちです。
これは国家の根幹を揺るがす問題であり、いづれ国民全員に降りかかってくる問題です。私はこのような日本に誇りを持てません。是非再考してして頂き、誇りが持てる日本にして頂きたく存じます。
草々
俳人・エッセイスト・デジタル俳画アーティスト
石田京愛