「ことば」とは・セッション2
最近「言葉」が乱造され、分かり難く、勝手な論理を展開している層がいると前回で書きました。そのセッション2として「印象批判」について述べてみます。
「印象批判」という言葉に出会ったときは、戸惑いました。前後の文脈から私なりに解釈しますと、「印象だけで人物・事象等を批判する」ということになります。この解釈が正解かどうかは分かりません。著名な辞書を二、三冊調べてみましたが載っていませんでした。私は言語学者ではありませんから正確な解釈ではないでしょうが、使われ方から判断すると概ね合っていると思います。この言葉も最近作られたのではないかと思われます。
さて、よく耳目にするのは「印象批判はするな」という言い様です。これは「印象だけで批判するな」ということになります。印象というのは主観的な感想です。人間は完全な客観にはなれません。感情というものがあるからです。「印象批判はするな」というのは、「客観的に批判しろ」ということになります。
果たして人間は感情を完全に排除するこが可能か甚だ疑問です。そういうことが出来る人はいないとは断定出来ませんが、非常に困難なことであることは確かでしょう。出来たと思っても人間である以上微量ながら主観的なものが介在すると私は思います。「私は完全な客観的立場になれる」という思い込みは傲慢と言えます。「完全に客観的になれない」という自覚は持っておくべきでしょう。
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