タイトル、メイキング・オブ・デジタル俳画
デジタル俳画の制作工程をご紹介致します。

 私は絵が未だに描けません。でもCGをやりたい。そういう私がCG作品を作るには何らかのアドバンテージが必要です。私には「俳句」というものがあり、俳句には「俳画」というものが古来より親しまれています。そこで「デジタル俳画」を考案し、発表し続けています。では、「デジタル俳画」の作り方をご紹介致します。主な使用ソフトは、Photoshop6、Illustrator9、Fireworks4です。

1俳句を作ります。それから絵部分にとりかかります。絵を完成させてからその絵に合う俳句を捻っても良いでしょう。この工程の順序をその時々で使い分けられるようになれば作品の幅もグッと広がることでしょう。私の作品のコンセプトは手書きの俳句ですから、出来た俳句をタブレットやスキャナーでパソコンに取り込みます。今回はタブレットを使い、直接書き込んでいます。
例1、文字の整列は必要ない
文字の整列は必要ない

例2、整列は後からできる
整列は後からできる

2.タブレットで文字を書き込んでいく場合のコツは、きちんと整列させる必要はない、ということです。書き込まれた文字は電子データになりますから、移動、修正、拡大縮小が自在に行え、ここで整列させて行けば良い訳です。この整列させる必要なし、ということに気づいてからは少し気楽に作業を進められるようになりました。
3そしてディスプレイを睨みながら句に応じた大まかな絵の構図、オブジェの数、配色等を頭の中で練ります。オブジェの数を考えるのは、オブジェ毎にレイヤを用意するためです。何故ひとつずつレイヤに入れていくかというと、レイヤ毎に修正、変更ができ、作業効率が良いからです。もちろん句もレイヤを分けます。
例3、構想を練るのズ
構想を練るのズ
例4、素材を揃える
素材を揃える
4大まかな構想がまとまったら、それに応じた素材を用意します。私は絵が得意ではないので、フリーの画像やデジタルカメラで撮影した自前の画像を使います。思うような素材が見つからない場合は自分で描きます。今回の例では思うような素材が見つかりませんでしたので、自分で描きました。
5元絵を描き終わったら、これを俳画的にしていきます。私の場合フィルターを多用し、必要ならばぼかしやエアブラシといったツールで修正を加えて行きます。ここで私の作品制作のキモとなるのは、各種フィルターやプラグインのブレンド、掛け合わせです。この部分は隠し味、企業秘密になりますから、詳しいことは申せませんが、組み合わせの面白さ、楽しさを味わうとヤミつきになってしまいますから、取り扱いには注意をしましょう。パソコンショップへ行くとつい、面白いフィルタ、プラグインはないかと探してしまいます。
例5、京愛作品のキモ、フィルターのブレンド
京愛作品のキモ、フィルターのブレンド
例6、最終的な修正
最終的な修正
6各レイヤの修正が済むと、全レイヤを表示して全体のバランスを整えて行きます。方法は修正するレイヤをアクティブにして不要な部分を消したり、加筆します。これをレイヤ毎にします。アクティブでないレイヤは変更されません。
7これで完成です。絵が描けなくてもアイデアがあれば作品を作ることが可能です。これに自分なりの味付けをして、コンセプトを明確にすればビジネスチャンスも到来するのではないでしょうか。
例7、完成
完成


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